大名エリアで蕎麦屋と言えばこの店。創業60年を誇り、大名で35年間の歴史をもつ人気店が、昨年7月、「松楠居」に移転した。松楠居は、これまた大名に本店を構える老舗・ジョーキュウ醤油の3代目社長が1936年に建てた由緒正しい邸宅。門をくぐり、玄関から入ると靴を脱いで店に上がる。店内は木を基調にし、小粋な雰囲気。窓の向こうに見える小さな中庭も、情緒たっぷりだ。蕎麦は、2代目の大将・後藤さんが、毎日開店前に「大玉打ち」と呼ばれる手法で、一度に50人前を打つ。「蕎麦はシンプルな料理だから、ごまかしが利かない。常に緊張感をもって打っています」。味を左右する蕎麦粉は、全国から取り寄せて味と香りを試した。現在使っているのは、九州では鹿児島の吹上と肝属のもの。本州の粉に負けていないと後藤さんは言う。蕎麦は、すするとふくよかな香りが鼻に抜け、噛むと口の中に甘みが広がる。季節により期間限定の料理もあるので、店のスタッフに聞いてみよう。一品料理も多数揃っており、特に、だし巻(¥850)はファンが多い。ふんわり焼いた卵に、くずでとろみをつけたあんがかかる。上品な甘さが癖になる逸品だ。
メニュー
せいろ¥750
おろし¥950
とじ¥850
天ぷら¥1,550
きつね¥750
天丼¥1,550
梅にぎり¥220
焼きみそ¥550
とりわさ¥650
ビール(中ビン)¥630
手打ち蕎麦 やぶ金
Address: 福岡市中央区大名2-1-16 松楠居
Tel: 092-761-0207
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営業時間:11:30〜21:00(L.O.20:30)
定休日:水曜
Originally published in Fukuoka Now magazine (fn151 Jul. 2011)










