自然豊かな福岡市民の憩いの場・油山にある複合アウトドア施設「ABURAYAMA FUKUOKA」に、今春(2024年4月)新たにオープンしたラグジュアリー宿泊施設、YAKEI SUITE(夜景スイート)に行ってきました。
2023年春に大規模リニューアルを果たしたABURAYAMA FUKUOKA。山歩きや森林浴、川遊びなどが楽しめる市民の森・油山をはじめ、かつては「もーもーランド」の名で親しまれた牧場での動物との触れ合いや、ローラースライダーなど、福岡で子ども時代を過ごした人なら一度は行ったことがある自然を身近に体感できる場所です。
このリニューアルの集大成ともいえるYAKEI SUITEは、親子連れで賑わうエリアから少し離れた静かなエリアにあります。入口にある受付棟のシックな佇まいに、ここでのステイが特別なものになりそうな気分になります。
ウェルカムドリンクをいただいてチェックインしたら、自分たちが泊まる宿泊棟へ移動します。
YAKEI SUITEの宿泊タイプは3種類。巨大な特別仕様のテントに泊まるグランピング(最大6名、シャワーやトイレは別棟)、
眼前に広がる眺望と半屋外のリビングが魅力のコテージ(最大2名、プライベートサウナ、水風呂)、
そして、1棟貸しのプライベートヴィラ(150m2、最大4名、キッチン、ダイニング、浴室、プライベートサウナ、水風呂)があります。
今回、私たちがステイするのは、YAKEI SUITE敷地の一番奥にあるプライベートヴィラ。
外と内の境界が曖昧さがリゾートの非日常感を演出し、サウナや水風呂、薪ストーブがあるスペースは、まるで洞窟の中にいるような雰囲気です。
街中のホテルとは異なる、自然とシームレスに繋がるヴィラでのステイ。チェックインしたら、冷蔵庫に入っているドリンク(オールインクルーシブ)で乾杯したら、サウナタイム!
一面ガラス張りのプライベートサウナからは、夕方の穏やかな光に照らされる景色を眺めることができます。
チェックイン後は、オプションでコーヒー体験もできます。YAKEI SUITEでも使っている篠栗珈琲焙煎所の極上コーヒー豆を挽いてフレンチプレスで抽出しスイーツと一緒にいただきます。
そしてお待ちかねのディナー!
オカモチ(!!)でダイニングルームに運ばれてきたのは、Restaurant Solaの吉武広樹シェフが腕を振るうフレンチ。九州産の食材の味わいを尊重してエレガントに仕上げられた品々がテーブルに並びます。
ワインが好きなら、好みのボトルを持ち込むのもお勧めです。ミシュランの本場フランスで星をとり、JALファーストクラスの機内食監修など、食通のファンも多い吉武シェフによるアミューズや、ABURAYAMAで作られるフレッシュチーズで、プライベートなひとときを堪能できます。
メインの肉やシーフードは、アウトドアでも使えるアイテムを使って自ら焼き、YAKEI SUITEならではの食体験として楽しみます。
食事の後は、福岡市内の夜景が目の前に広がる焚き火ラウンジへ移動し、お酒を片手に焚火とYAKEI SUITE自慢の夜景を堪能しましょう。
寝室からは朝日も見えます(もちろん、朝日と共にサウナだって!)。
朝食は眺望を楽しみながら大空の下でいただきます(眩しすぎるならテントの中でもゆっくりどうぞ)。メニューは、フランスの郷土料理・パスカードと、ABURAYAMAのヨーグルト。
チェックアウトまで敷地内を散策するのもいいですし、再びサウナで心身を整えるのも贅沢です。
YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA
福岡市南区柏原710-2
チェックイン15:00、チェックアウト11:00
https://www.aburayama-fukuoka.com/yakeisuite/
建物の基本計画・デザイン監修:谷尻 誠(SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd.)
チェックアウト後の体験
ここにはキャンプフィールドや、自然の樹木や傾斜を利用して設けられた森の中をうねるように進むトレイルを、マウンテンバイクやトレイルランで走るトレイルアドベンチャー、森の中を空中散歩できるジップラインや、西日本では初の樹上を遊び回ることができるネットコースがあるフォレストアドベンチャーなど、一日遊んでも足りないくらいのアクティビティに溢れています。